畑のONE BEAUTY
写真をご覧いただくと、畝(うね)が等間隔に真っ直ぐ伸びているのがわかると思います。
なぜ、このような畝の美しさにこだわるのでしょうか?
畑を良い状態に保つために、「雑草」「防除」「湿害」の3つがありますが、畝の美しさはこの「湿害」を防ぐことに繋がってくるからなんです。
例えば、最近のゲリラ豪雨のように一度に大量の雨が降った場合、畝が曲がっていると雨水がせき止められ畝を突き破ってしまうのです。さらに全体的に流れがよどみ、それが湿害につながっていきます。
しかし、畝が真っ直ぐなら、大量の雨水でも畝伝いに流れて被害はありません。
また、畝が狭いと根の張りも悪く、良いものは出来ないので、畝は適度な幅を保ちながら、等間隔に作る必要があるのです。
採れたて野菜のONE BEAUTY
レタスの切り口にノズルを使用し、特殊な水をかけて、変色を防ぐ。
朝涼しいうちに切る。
できるだけ早く、予冷庫に持っていくように頑張ってます。
切りたてのレタスは切口から牛乳のような液が出てきます。
これをそのままにしておくと、切口が茶色に変色してしまうのです。
それを防ぐ為に、切口を洗浄します。
洗浄に使う水は※特殊に処理された水を使用しています。
※雨の日に収穫されたレタスなどの葉物野菜は傷みやすいのです。
本来レタスに水を掛けるのも傷みの原因になるのです。
そのため、宅配便で発送する際には、レタスの上と下に吸水シートを
敷きます。
真空予冷は水が蒸発することによって急速に野菜から熱を奪います。
洗浄に使われる程度の水ならば、吸水シートや真空予冷で十分に
対応が出来るのです。
梱包のONE BEAUTY
箱の中に隙間なくびっちりと7玉のキャベツが詰められています。
ひと箱に7玉入れることができるのは、実はキャベツの大きさに秘密があるのです。
L8玉とLL6玉の中間の玉を上手く7玉に選別して、荷造りしているのです。
この中間の7玉サイズが他県にはない等級なので、LL6玉がガラガラと言うことがない
のです。
この規格のキャベツのおかげで、隙間なく詰められたキャベツは移動中、ゴトゴトと
転がることも、となりのキャベツとぶつかることもなく、傷みにくく、美しさを保てるのです。
圃場から見る景色のONE BEAUTY
地平線いっぱいに広がるキャベツをすっぽりと覆っているのは朝霧です。
野菜を植える季節は、ほぼ毎日発生します。
おかげで、この時期、朝から浅間山がよく見える日はあまりありません。
気候の寒暖の差により発生するのです。
この時期、朝霧で服が濡れてしまうため、※雨がっぱを着用して作業します。
この朝霧のおかげで、野菜は甘さを増し、柔らかくなるのです。
軽井沢では、すべての野菜を霧下野菜として売っています。
※雨がっぱのこぼれ話
この雨がっぱ、実はでも、ゴアテックスなんですけど。
消防団で台風災害出動した時、友達に「なんでゴアテックス?」って言われたことが
あります。
気づけば、ゴアテックスのカッパ着ている消防団員はみんな農家でした。