発地玉菜
軽井沢ではキャベツのことを古くから玉菜と呼び、中でもこの地域で取れるものを
発地玉菜と呼んできました。
父もキャベツのことを玉菜と呼んでいました。
物心ついた頃、周りの大人がみんなキャベツを「玉菜」と呼んでいたため、
小学生の作文で、「今日、玉菜植えをやりました」と書いたところ、当時の先生
から、「玉菜ってなんですか？」とコメントが返ってきたというエピソードを思い出します。
カルエッグ
野菜にカルシウム？
レタスにストレス？ なんだか人間みたいですね。
しかし、実際レタスもストレスを感じるものなのです。
ストレスを感じると、カルシウム不足に陥り、夏場だとレタスの縁が黒くなるような変化が現れることがあります。
そんな時に、土にカルシウムを補給するために使用するのがこのカルエッグ。
ミネラルも豊富に含まれているため、作物がより美味しくなります。
主成分は、有機石灰、昔盆栽とかに卵の殻が置かれているのを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、
それだと畑には足りません。
マヨネーズを作る過程で出る卵の殻を熱処理したものを、細かく砕いたこのカルエッグでカルシウム不足も解消
です。
真空予冷
畑でとれた野菜は箱詰され、農協の集荷施設へと運び込まれます。
その後、野菜は等級別に分けられ、検品を受けます。
その後、リフトマンが真空冷熱機に入れ、０℃近くまで温度を下げます。
このことを真空予冷といいます。
その後、農協の予冷庫に一時保管され、そこから、冷凍車に詰め込まれ、各都市への市場へと運ばれます。
集荷から市場まで低音に保たれることにより、鮮度が保たれるのです。
